【私上最高100点満点】コメディドラマが好きならブルックリン・ナイン-ナインを無視しないで!【ブルックリン99】
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微妙にマイナーでありながら、絶大な支持を得ているコメディドラマ。それがブルックリン99です。ハチャメチャながらやさしい世界で、緻密な笑いがこめられたそんな作品。今回はそんなブルックリン99の発展を願って、その魅力をご紹介します。
なぜ人気が出ない!!!!!!!!!!!
好きな作品は数あれど、日の目を見ずに衰退していくシーンを良くみる私。
エガドラはそんな作品に少しでも日の目を当ててあげたいという願いから作ったサイトでもあります。
で、
人気が出ないことに憤りすら感じるのが今回紹介するブルックリン・ナイン-ナインです。
パパにはヒミツとか、マイナーなシットコムまで網羅する私が中でも愛するこの作品。
なぜか国内ではDVDすら発売されず、配信も1社だけ。
なぜ・・・なぜ・・・。
人気出ないと終わっちゃうでしょ!!!
と、涙目になりながら書いています。
どうかもう少しだけ私に彼らとの時間を・・・。
こんなサイト読まなくてもいいので今すぐNetflixでブルックリン99を観て・・・。
とはいえ書いていきます。
まんまブルックリン99分署のお話
物語の舞台は、アメリカのニューヨーク市警、ブルックリン99分署のお話です。
こんなに分署あるの?と思いましたが、実際100以上あるらしいです。
そこで活躍する刑事達の奮闘、もとい喧騒を描いた作品です。
盗みがあったり殺人があったりといろいろありますが、刑事モノにありがちなグロテスクな描写は一切ありません。
ちょっと下ネタはありますが、おげれつな小中学生レベル。そんなに抵抗を感じなくてもいいと思います。
こんなものは文章で伝えられないので、本当に観て・・・。おねがい・・・。(しつこい)
私の思うブルックリン99の魅力
気を取り直して続けましょう。
かく言う私はコメディ大好きで、パパにはヒミツを録画したVHSをいまだに持っていたり、ビッグバンセオリーを6周するなどしたわけですが、ブルックリン99にはそんな大好きな作品たちにすらない魅力が沢山あります。
ジャパニーズパーティーピーポーはまだ甘い
日本の警察官の堅苦しさとか、そんなものは一切ありません。
たとえば責任者がいないとなれば署内でドンちゃん騒ぎのレースをやってみたり、休憩室で巨大な風船クリスマスツリーを膨らませてみたり、移動してきたやつらが気に食わないから屋外に家電持ち出して作業したりとやりたい放題。
でも過激派youtuberとか地上波バラエティみたいな不愉快さがないのが不思議なんですよね。
もちろんフィクションではあるんですが、汚いとか危ないとかっていう感覚を感じさせない演出はかなり意識しているんだと思います。
だからこそスムーズに笑いに繋がるのではないかと思います。
吹き替え脚本の作家がたぶん神
私は面白ければ字幕でも吹き替えでも、なんなら好きな作品は両方観るんですが、ブルックリン99に関しては吹き替え推奨です。
というのも、吹き替えの台詞回しがはるかに字幕を凌駕しているから。
字幕はやっぱり文字数制限とかあるのでコメディではいろいろ難しいんじゃないかとは思うんですが、そういうレベルでなく吹き替えの完成度がすごく高い。
ちょっと日本的な駄洒落の要素を盛り込んでみたりするのもすごく上手。
それをしっかり表現して何倍にも増幅させている声優さんの技術もすごい。
コメディの吹き替えってぶっちゃけ声優さんの技術で駄作にも傑作にもなると思うんです。
パパにはヒミツもそうですし、ビッグバンセオリーのハワードなんか顕著ですよね。
ローザの吹き替えさんは唐突に高い声出させられて大変だと思う。でも面白い。
吹き替えを担当している会社がどこなのか知りたいところですがクレジットにはなし。わかれば感謝状となにか粗品を送りたいレベルです。
どんな人も認めるやさしい世界
正直なところ、ブルックリン99のキャラクターは全員変です。
主人公はもうどうしようもないお調子者ですし、エイミーはめっちゃいい子なのに急にタバコ吸い出したりするし、ローザは裏がありすぎてもはやなんなんだかわからないし、チャールズにいたってはまともなところが見当たりません。
日本のバラエティだったらもうケチョンケチョンにいじり倒されて終わるところですが、ブルックリン99ではそれらをつっこみはせど否定的だったりすることはありません。
唯一チャールズだけいじり倒されますが、基本的にはお互いを尊重しあっているのがわかるのでぜんぜんいじめ感もなく、不愉快じゃないです。
なんなら主人公が敵であるはずの犯罪者と友達になったりします。
人間関係につかれきって腐りきっている私は、ブルックリン99のやさしい世界に精神的な癒しをいただいています。同じような方は是非に。
実はゴールデングローブ賞受賞
そんなハチャメチャコメディのブルックリン99ですが、実はゴールデングローブ賞を受賞している認められたドラマなんです。
テレビコメディ部門と、主演男優賞の2つですね。
実際コメディの質に関しては、ネイティブの雰囲気がどうかわかりませんがかなり高いですし、撮影に関しても安っぽさを感じさせないのでかなりクオリティは高いです。
一応シットコムの分類ですが屋外での撮影も多いですし、シットコム特有のセット主体の閉鎖感みたいなものもないです。
打ち切り決定から1日ちょっとで復活が決まる
じつはこのブルックリン99、好調でシーズン5まで製作された後、一度視聴率が落ち込んで打ち切りが決定しているんです。
残念ながら日本でシーズン5を見ることはできないんですが、正直シーズン4の終盤から若干落ち気味だったのは事実です。
そしてクリフハンガー(続編ありきでシーズンが終わる)でシーズン5に入っているはずなので、もし出来が悪ければ視聴率の低下もやむをえないでしょう。
しかし、なんとこの打ち切りの決定から1日ちょっと(正確には31時間)で別な放送局が買い取りシーズン6の製作が決定しているんです!
海外のサイトをサーチするとやっぱりかなりな数の熱狂的ファンがいて、NBCとしてはドル箱だったんでしょう。
シーズン6は好評のうちに終了しましたがシーズン7に関してはまだ未定で、ショーランナーもまだ継続の話は来ていないと話しているとか。
シーズン7の視聴率などの情報までは把握していませんが、シーズン7も例によってクリフハンガーで終わっているそうです。
継続の予定が無くてもクリフハンガーで作ってバツッと切ってしまうのがアメドラの怖いところですが、まぁ最悪AmazonやNetflixが買い取って続編を作ってくれても・・・。
というわけで
かなりな駄文でしたが、本当にブルックリン99には生き残ってほしい。
パパにはヒミツは知ったときにはもう終わっていたので悲しむ暇すらありませんでしたが、ブルックリン99とはまだ別れを惜しみたくない。
日本にいる私に出来ることは、ひとえにブルックリン99の魅力を広めてNetflixの再生回数を上げて、シーズン5、シーズン6も配信してもらって人気の度合いをわずかながら製作サイドに伝えることしかありません。
嫌々観てくれとは言いません。
ただ、Netflix契約者でまだブルックリン99を見ていない方はぜひ1度観てあげてほしいと切に願います。